【報告】学んで鳴らして跳ねて作る!NAC〜ねぶたアカデミーカレッジ〜第2回開催!

2019/05/13 - 新着情報 | 活動報告

NAC~ねぶたアカデミーカレッジ~第2回を開催いたしました!2回目の今回は学んで考える「ねぶた学」。ねぶた師からねぶたに掛ける想いに触れて、ねぶたの奥深さを学ぶ「ねぶた学」と金魚ねぶた制作(紙貼り)の二本立てです。

今回も多くの方にご参加いただき、開会に先立ちまして大平理事長よりご参加のお礼と、今年のねぶたへの思いを述べさせていただきました。

続きまして本事業、そして青森青年会議所のねぶたを統括している長尾ねぶた事業室室長よりご挨拶、本日の趣旨説明をさせていただきました。今日もねぶた半纏に身を包み気合十分です。

さて本日午前中のプログラム、ねぶた師のみなさまによるパネルディスカッションです!今回は立田龍宝様、北村春一様、北村麻子様、手塚茂樹様と4名の若手ねぶた師のみなさまによるねぶた講義、座談会です!ねぶた師のみなさまがこのように一堂に会する場も非常に貴重で、開催した私たちもどんなお話しが聞けるのか心待ちにしておりました!!ファシリテーターは我らが長尾ねぶた事業室室長。4名のねぶた師の皆様よりどんな話を引き出してくれるのか、気合と緊張感に満ち溢れています。

今回はねぶた講義として「ねぶた観」、「ねぶたを通して伝えたいこと」を、ねぶた談義として「これからのねぶた祭に望むこと」、「未来のねぶたはどうなる」というテーマでお話を伺いました。非常に面白い話が多く、ここですべてお伝えしたいところですが長くなってしまうため、それぞれの先生のご紹介とともに一部をお伝えさせていたきます。

まずは当会議所のねぶたを制作していただいております立田龍宝様です。師匠は内山龍星氏で制作歴は21年、大型ねぶたは7年制作されております。立田様は幼少期からねぶたに親しまれ、立田様にとってねぶたは「安心する存在」とのこと。しかしもっと青森の人のためのねぶたに祭になってほしい、とのことでした。観光客も増え、多くの方に青森ねぶた祭に来ていただけることはとてもいいことではありますが、青森市民があずましく楽しめる環境づくりも大切ではないか、との思いがある、とのことでした。

続きまして北村春一様。師匠は北村蓮明様で制作歴は12年、大型ねぶたは9年制作されております。北村春一様にとってねぶたは「仕事」とのこと。昔はねぶた制作は道楽と思われていたこともあったそうですが、最近になり専門化し、仕事として成り立つようになった、とのことでした。また日本のみならず世界中に人に見てもらえるような機会が増え、地元青森でも小学校などで学ぶ機会が必要なのでは、とのことでした。

続いて北村麻子様。師匠はお父様でもある北村隆氏で制作歴は12年目、大型ねぶたは8年制作されています。北村麻子様は多くの人にねぶたを「楽しんでほしい」とのこと。つらいことや大変なことがあっても、この時だけは楽しめる、ねぶたはそんな存在あってほしい、とのことでした。またねぶた祭が他の祭りと違う点として「神事ではない」ということを挙げられ、競い合い切磋琢磨するなかで今のような素晴らしい祭りになったのでは、とお話されておりました。これからも競い合うことを忘れず、熱い思いをもってねぶたに向き合っていきたい、とのことでした。

続きまして手塚茂樹様。師匠は竹浪比呂央氏で制作歴は28年目、大型ねぶたは5年制作されております。手塚様はねぶたは「青森ねぶた」として青森の人には誇りを思ってほしい、とのことでした。現在は90か所近い場所でねぶたが開催され見ることができ、青森に来なくても見れるようになってきました。しかし本家本元は青森であるというプライドを持ってほしいとのことでした。また祭ができる、ということは「平和」であるということ、そういったこともねぶたを通して伝えたい、そんな世の中を作っていきたい、というお話が印象的でした。

参加していただいたみなさまもねぶた師のみなさまのお話を食い入るように聞いており、質問コーナーでは質問が止まらなかったどころか、ねぶた師のみなさまもびっくりするような質問もあったり、時間ギリギリまで盛り上がりました!

終了後には子どもたちがねぶた師のみなさまへのもとへ駆け寄り、話しをしたり、サインをもらったりする場面もありました!ねぶた師と触れ合える機会が子どもたちにとって貴重であり、またねぶた師が青森の子どもたちにとってそんな存在であるということにとても嬉しく思いました。

非常に濃密だったねぶた師のとの時間。私たちも一運行団体として「青森ねぶた祭」として誇りをもち、ねぶた師のみなさまともにこれからもねぶたの魅力を伝えて行きたいと思います!ねぶた師のみなさま、ありがとうございました!!

午後のプログラムは前回の続きで金魚ねぶた制作、今回は前回自分で作った金魚ねぶたの骨組みに紙を貼っていきます。講師は午前に引き続き、立田龍宝様です。

まずは立田先生による実演、説明です。紙の貼り方や切り方など丁寧に教えていただきました。子どもたちも先生の技術に真剣そのもの。じっくり見入っています。

作業は一人で試行錯誤しながら真剣に作ったり、お父さんと一緒に作ったり、友だちと教えあいながら作ったり、立田先生に教えてもらいながら作ったりなど、いろいろな制作風景が見られました。ねぶたを通して様々な絆も育まれていく姿がとても印象的でした。

みなさん無事に紙貼りまで終わり、立田先生を囲んで自分で作った金魚ねぶたとパチリ。次回はこれに色付けをして完成です。

次回の開催は6月9日(日)。みなさまのご参加お待ちしております!ご協力いただきましたねぶた師のみなさま、制作スタッフの皆様、ありがとうございました!